神社には、樹齢数百年と言われる楠、お寺には見事に剪定された松を必ず目にします。
美馬町には寺町と言われる所があり、浄土真宗の安楽寺・西教寺・林照寺
真言宗の願勝寺が軒を連ねており寺町より北東へ1.5㎞先には
これまた浄土真宗の常念寺があります。
各寺の松の木を紹介します。また整備された庭も必見です。
安楽寺
天台宗から浄土真宗に改宗されたのは、正元元年(1259)と伝えられており、浄土真宗寺院としては、四国最古期の寺院
一般に「アカモン寺」と呼ぶほど この山門は近郷近在の人々に親しまれ
寺のシンボルとなっています。
朱塗りの重層門(二層・三層・・・の重層構造の門)で、県下五大門の一つに数えられています。
本格的な能舞台を備えている県内唯一のお寺としても有名です。
西教寺
江戸時代の初め、1609(慶長14)年に安楽寺 第10代千葉正宗が三男の了宗を連れて隠居して建てたお寺です。
俗に隠居寺とも呼ばれていました。
山号は至心山。本尊は阿弥陀如来。宗派は浄土真宗本願寺派
林照寺
1673年(寛文12年)の創建。ただし、美馬町史には1520年
室町時代の1520年(永正17年)に安楽寺の第八代住職願証の弟の林証が開基したと伝えられている。
光暁山智明院林照寺 宗派は浄土真宗本願寺派。
願勝寺
奈良時代創建で、真言宗御室派
山号は宝壺山 本尊は阿弥陀如来像
歴史守護や藩主などの厚い庇護を受けた美馬郡を代表する大寺である。
徳島県最古期と推定される庭園もある。
(昭和51年3月22日 国指定史跡)
常念寺
元は快楽山蓮華院と云う天台宗寺院であったが、
室町時代の明応4年(1495年)に安楽寺十代住職正宗の嫡男其宗が入寺し浄土真宗に改宗
山門前には「憩の苑」と呼ばれる広さ450坪にも及ぶ庭園があり、寺院全体に深い趣をそえている。
静寂な境内を散策すれば
身も心も癒されて
明日の活力にも繋がります。
美馬町を訪れる機会がありましたら
ちょっと道草をしてはいかがでしょうか。
今週の担当は仲でした。